2016年11月20日

When You're Near Me I Have Difficulty: YouTubeのファンのコメント訳&歌詞対訳 「XTCはビートルズ解散に対する罪滅ぼしだ!」「ポップの曲で聴ける史上最高のクラゲのサウンド。B52sの"ロックロブスター"が二番?」

When You're Near Me I Have Difficulty: YouTubeのファンのコメント訳&歌詞対訳

「XTCはビートルズ解散に対する罪滅ぼしだ!」「ポップの曲で聴ける史上最高のクラゲのサウンド。B52sの"ロックロブスター"が二番?」


YOUTUBEのXTCファンのコメントがいつも楽しいので訳しました!


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Absolute genius!!! The only reason I am proud to be a Swindonian.
絶対に天才!スウィンドンに住んでいることを誇れる唯一の理由がこのバンド。

absolute agreement- Partridge write the best love songs ever imagined.
激しく同意!パートリッジは最高のラブソングを書く。

freaking uber genius
信じられないほど天才過ぎ

As someone said elsewhere on You Tube: XTC is God's apology for the breakup of the Beatles
YOUTUBEのどこかで誰かが言っていたように、XTCはビートルズ解散に対する罪滅ぼしだ。

its music like this that makes me not want to be born in '93
こういう音楽が自分に93年に生まれたくなかったと思わせる。

ZERO dislikes????? .....mankind may have a chance after all...
「低評価」がゼロ???...人類にもまだ希望がある...

"Drums and Wires" still, STILL sounds better than most so-called Rock records these days. It slayed me in 1979 and still puts a smile on my face thirty+ years on. Oh, XTC, please do us ALL a favor and make one more record
"ドラムス&ワイヤス"は、現在においても、大半のいわゆる"ロック"レコードよりも良い音楽に仕上がっている。1979年にこのアルバムに圧倒させられ、30年以上経った今でも聴くと笑顔にしてくれる。XTCよ、お願いですからファンのためにも、あともう一枚レコードを作ってください

best ever jelly fish noise on a pop track.
(B52s Rock Lobster a close second?)
ポップの曲で聴ける史上最高のクラゲの音。
(B52sの"ロックロブスター"が二番?)

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When You're Near Me I Have Difficulty

和訳

キミが近くに来ると胸がドキドキ息が出来ない
キミが側にいると何にも集中できない
キミが近くに来ると膝がガクガクして立ってられない
キミが側にいた日は興奮して夜眠れない…

今までスフィンクスのごとく悠然としていたボク
毅然として何も臆しなかった 
それがある日キミが魔法を使いボクを仕留めた
今ではクラゲのよう
腰抜けの軟弱クラゲさ
でも…気分は最高

今までマツの木みたいに堂々としていたボク
常に冷静沈着に構えていた
ところがキミが近くにやってくると
クラゲになったみたい
でも…気分が良い
今まで氷男だったボク
氷人間だけが住む町で生きていた
おい、冷たい、冷たい、氷男たち、よく聞いておけよ
気をつけろ、あの娘がやってきたらみんな溶けてしまうぞ!
posted by Miko at 13:48| ニューヨーク ☀| XTC - Drums And Wires (1979) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月28日

今年の3月のトッドラングレンのインタビュー:XTCについて語る ”僕はXTC大ファンだったからプロデューサーの依頼を受ける前から彼らのサウンドの何が良くて何がダメなのか良く分かってた”

Todd Rungren talks Skylarking and XTC https://youtu.be/zPN_nR53oOA

数ヶ月前に話題に上がったトッドのPodcastインタビュー書き起こし訳:

”僕はXTC大ファンで、彼らの作品を聞いていた。だからこそプロデューサーの依頼を受ける前から彼らの音楽の良さと同時に彼らのサウンドの何が間違ってるのかが良く分かってた”

(注1)私は彼の発言に同意しているわけではありません。単に訳しているだけです。
(注2)アンディと仲違いしたプロデューサーはトッドとガスダジョン二人だけです。特に、スティーブリリーホワイトは未だに「今まで会ったアーチストの中でも最も才能のある一人」とアンディのことを褒めているし、ジョンレッキーとは今でも食事をしたりしているし、デビッドロードも先日アンディの本のサイン会に来た。
(注3)長いので、出来るだけ一語一句全部訳すようにしましたが、誤って漏れた部分、あるいは冗長なので省いた部分、重要でないので故意に省いた部分もありますことをご了承ください。


トッド:レコード会社からプロデュースの依頼がありXTCのレコードの売り上げがどんどん下がってきていると。僕はXTCのバンドの歴史のことは良く知っていた。XTCの大ファンだったから。アンディはステージ恐怖症でライブを停止した。彼はプロデューサーを困らせることで有名だった。執拗に細かい所まで命令をしたりして。

僕はXTCが好きだったが、同時に彼らのレコードの何が悪いのかがわかってた。彼らのアルバムを良く聞いてたからね。原因はXTCがライブを止めてアンディが暇を持て余してたから。アルバムを一枚出すと、もう次のアルバムに取り掛かろうとしてる。普通はみんなアルバムを出すとそのアルバムのライブをやりに出るわけ。でも、彼らは時間を持て余していたから、アルバム制作にどんなに長い時間を掛けようと彼らは気にしなかった。少なくともアンディは。

当時、XTCが出すアルバムを聴いてるとわかるのは、どんどん酷く凝っちゃっているわけ。サウンドが悪化してきているわけ。その理由は多くの人にはわからないだろうが、音響心理学というものがある。それは実際に聴こえている音楽とは何の関係もないのだが、何かというと、サウンドが聴いている者に与える心理的ストレスのことを言う。例えば、ヴォーカルをちょっとある一定の聴きにくいレベルにミックスする。すると音響心理学的に見えにくい何かを見ようとして目を細めないといけないわけ。

アンディのアルバム制作過程は、スタジオで1日曲をミックスして、家で再度聞いて、その曲に他に何か出来ることはないか見つけようとするわけ。それで次の日までには、ちゃんとそれを見つけてるわけ。それは通常、曲に残されている空間を取り除く作業を示している。彼はその空間をサウンドでもっと埋めてしまうわけ。「ハイハットの高音の高さが足りないから、もっと高くしよう」とか、「ベースの低音の低さが足りないからもっと低くしよう」とか。もし、スペクトルアナライザを見てみると、完全に波形が平らになっちゃってる(爆笑)!曲の中の全ての隙間がサウンドでぎっしり埋まってしまっている。それが聴く方にとっていかに聴き辛いものか気づいていない!というのは、聴く方は常に音を聞き分けようとして必死に神経を研ぎ澄ませて聞いてるんだから。XTCは、それに気がついてあげてない状態だったんだよね。

まあ、でも、ちょうど幸いにも、ちょうど彼らは立場的に弱い状況にあった。(つまり、プロデューサーの言うことを聞かなければならない状況にあった。)彼らはアルバムが売れなくなっており、レーベルから次のアルバムが売れなければ処分するみたいに言われてしまっていた時で、途方に暮れていた。(プロデュースする側の言うことを聞いて売れるアルバムを作ってもらうしかなかった。)それで、デモを送ってきてくれて、聞いてると歌のサイクルのアイデアが浮かんだ。夜明けから夕方までのコンセプトアルバムというアイデア。1日を物語るコンセプト、あるいは、1週間、一ヶ月、一年、一生。。。旅をするわけ。様々な経験を経て、ある場所からある場所へと移りゆく。レコーディングに入る前に全てを綿密にプランを立てた。曲を1曲も録音しない前にテンポ、曲順全てを自分が決定しておいた。実際のテンポ、オーバダブ、スウィングはサンフランシスコへ行って録って、のちにドラムやオーケストラを。そのあとウッドストックに戻りヴォーカルを録った。でも、基本的には僕が全部決めた。どのようなアルバムにするかを。XTCはそういうやり方には慣れていなかったわけ。

インタビュア:バンドはトッドが決めたやり方が正しいと信じてくれたのか?

トッド:バンドの6割はね。アンディは全然信じてくれなかった。

(この後のインタビュー部分はすでに過去訳しています。)

トッドに誹謗されたアンディが連続ツイート反論!その1:トッド「キリスト教徒からの攻撃を恐れディアゴッドを外したアンディは女々しい奴」アンディ「おいおい、悪口かよ。議論も証明も出来ない奴の最初の手段だな。あの歌詞では宗教を掘り下げられず不満だったので外すことに同意した」 http://long-live-xtc.seesaa.net/article/435509142.html

トッドの誹謗にアンディが連ツイ反論!その2:トッド「極性エラー問題は僕の責任ではない。あの愚劣野郎」アンディ「(シェイクスピアから)’僕が思うに女は自己防衛過剰だ’なあ」 http://long-live-xtc.seesaa.net/article/435531730.html


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XTCのサラウンドシリーズ担当のスティーブンウィルソンは筋金入りXTCマニア。同じくXTC大ファンだった(過去形)トッドラングレンがプロデュースしたスカイラーキングを5.1化するのが長年の夢だった。今回それが実現。サラウンド版スカイラーキング(Bluray+CD)は10月~クリスマス前にリリース予定。
アンディとコリンのデモ合計42トラックも含まれる予定。デモの形のスカイラーキングのアルバム。他のトラックも含む。楽しみですね〜!
posted by Miko at 13:59| ニューヨーク ☀| インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月09日

歌詞対訳:ザ・モンキーズのシングル第二弾 You Bring The Summer 〜君が夏を運んでくれる〜 アンディ節が泣ける!アンディ作曲作詞のThe Monkeesのニューソング

You Bring The Summer
(君が夏を運んでくれる)



ポテトチップス、ディップ、ルートビールを持ってくるよ
陰鬱な紫の雨雲が近づいてるけど
君がやってくれば パッと夏になるから

カゴ、ブランケット きちんと置いて
天気予報士は揃ってみぞれになると言うけれど
君がやってくれば パッと夏になるから

部屋に引きこもって凍えてる
古ぼけた雪だるまのために
君の澄み切った青空の夏が
冬の憂鬱さを吹き飛ばしてくれる

日焼け止め、ビーチバレーボールを持ってこよう
ここには砂などないけれど
君がやってくれば パッと夏になるから

凍えた足の指を温めようとしてる
古ぼけたジャックフロストのために
君の輝く笑顔の夏が
舞い落ちる雪をピンクの薔薇色に塗り替える

鳥の群れ 蜂の群れ 舞い踊る
厳しい寒さの1月だけど
君がやってくれば パッと夏になるから

君のひとっ飛びで
パッと夏になるから

君が夏を運んでくれる
君が夏を運んでくれる…

Written by Andy Partridge
Vocals: Micky Dolenz
Guitar, Vocals: Mike Nesmith
Organ, Vocals: Peter Tork

米モンキーズファンはXTCを知らん人が大半。このアンディ作の曲を批判するファンもいる。”この作曲家はモンキーズをビーチボーイズと勘違いしてる”、”歌詞が凝りすぎ”、”これはイギリス人が想像するアメリカーナ”、”イギリス人だからモンキーズが分かってない”等。

ウィーザーのリバースはハーバードの英文科卒のアメリカ人だが、アンディのポエムのように凝った歌詞とは逆で、彼の歌詞は60年代のモンキーズ風を狙い、わざと、十代の男子が書いた不器用なラブレターみたいに非常にシンプルで無邪気な米語らしい特徴の言葉で書いている。
アンディパートリッジ以外にも、ポールウェラー、ノエルギャラガーも曲を提供するから、イギリス人とアメリカ人の考えるモンキーズのイメージの違いがこのアルバムで聴けるところが面白いと思う。

ウィーザーのリヴァースクオモのアメリカン全開のシンプルな無邪気な歌詞 VS アンディの知的で凝った言葉のコラージュとイギリス人がイメージするアメリカを描いた歌詞のコントラストが面白い。

【重要な情報】もう1つのアンディ作のモンキーズの曲”Love Is What I Want"は、米ではアナログアルバムに付く7インチシングルビニール盤としてバーンズ&ノーブルスのみで入手可能だが、日本ではラッキーな事にiTune、CD両方に入っている!!

アンディ「モンキーズの似顔絵コンテストで入賞して10ポンド賞金を貰った。その金で中古のカセットテーププレーヤー買った。そこから今日まで続く"ノイズ"作りが始まった。だから自分のキャリアはモンキーズのおかげ」

「66〜67年の典型的なモンキーズの曲調を狙ってる。アコースティックな、ビーンと鳴るエレキのフックを多用。ああいうのが好きでたまらない。モンキーズのLA制作の作品はUKのに比べて音が薄い」
「コードは全部ストレート。モンキーズ風。フォークとカントリー、66年風ロックポップ、二つのサビ、Vコードでコーダ/フェードイン。ニールダイアモンドぽい」

ファン「この曲のプロデュースもアンディ?逆回転ギター、グリッサンドメロトロン、グロッケンシュピール、マルチヴォイス。凄くアンディ風」アンディ「アダムシュレシンジャーがLAで録った。XTCファンでデュークス風にした」
posted by Miko at 01:54| ニューヨーク 🌁| Andy Partridge - Collaborated/Produced Songs | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする