2016年02月21日

アンディの最新インタビュー「XTCがプログレだとは思わない。僕らはポップ・ミュージックの幅を極限まで押し広げただけ」「みんな大笑いするだろうがスウィンドンの汚れた公営団地育ちのこの僕達がビートルズと同じくらい良い音楽を作ったことを誇りに思う」

2016年2月19日 アンディ・パートリッッジ 最新インタビュー

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6月にリリース予定のモンキーズのニューアルバムにアンディが作曲した曲が収録されるだけでなく、シングルカット第一弾となる!!モンキーズ関係者の呟きによると「ミッキーがアンディパートリッジ作曲のYou Bring The Summerを歌うのを聴き、モンキーズのニューアルバムGood Times は1968年以来のベストアルバムになると断言出来る」とのこと。
また、来月3月発行予定のアンディのインタビューの本には特別限定版もある。アンディのつぶやきでは「僕が描くオリジナルアート表紙付き限定版ハードカバーにいくらなら喜んで払う?」とファンに意見を聞いており、中には「最低二百(約三万五千円)ポンド」というリプに対して、アンディは「皆の意見はその値段に行き着く。もっと高いのや低いのもあるが平均はその値段」と呟いていた。私も同意!

下記はアンディの最新インタビューを私が翻訳したものです。原文はこちら。Heavy Load: Andy Partridge http://www.teamrock.com/features/2016-02-19/heavy-load-andy-partridge
過去のアンディとちょっと違っていて、自分の音楽や、XTCの音楽をここまでストレートに自賛しているのを見たことがないのでビックリしました。ツイートでも「年を取ると共にどんどん慎み深さが無くなってきてるのが分かるでしょ?」と言っていました。自惚れに聞こえなくてとっても感じ良く思いました。良いことだと思います。

The XTC mainman Andy Partridge on loving The Monkees, coming from Swindon and finally being defined as prog.
XTCのメインマンアンディパートリッジがモンキーズへの愛や、スウィンドン出身のこと、そしてプログと言われることについて語る


神を信じますか?
「全く信じません。人間の想像や創作の必要性は信じるけど、何故神がいないといけないわけ?生ビールとか、カーリーウォーリーとかは役に立つけど、神が一体何の役に立つのか分からないですね」

学校ではどんな生徒でした?
「クラスのおどけ者だった。学校に入ってすぐに分かったのは、いじめっ子ってのは笑わせておけば、殴ってこないということだったので」

モンキーズとの出会いで人生どのくらい変わりましたか?
「モンキーズがこの正気の沙汰とは思えない自分の音楽のキャリアを始めるきっかけとなったんですよ。ちょうど何かを求めていた時期に僕の興味を引いたわけです。モンキーズショーの番組は毎週見てましたね。それで思ったんですよ: "ロックグループってこういうものなのか。一つ屋根の下に全員一緒に住んで、奇抜な冒険を楽しみ、女の子達は惜しげもなく身を差し出してくれる。これこそやりたい仕事だ ” 自分への進路指導って感じでした。それで、なんと毎月実施されていたモンキーズ似顔絵コンテストで10ポンドの賞金を獲得したんですよ。そのお金でGrundigのテープレコーダーを購入し、自分の最も初期の下手くそな演奏を録音出来たわけ」

最も誤解されてることは何でしょう?
「アルバムが大量に売れる他のクソ野郎どもに比べ、スウィンドン出身だからって、僕の方がどことなく劣るように思われていること。イギリス人はスウィンドンから来るものは全部コメディー風に違いないと思ってるんですよ。そのために僕らは正当な評価を妨げられたわけです。もしXTCがニューヨークとか、マンチェスター出身だったら、僕らの糞さえも高尚なるアートのように奉られていただろうに。XTCは最高に優れたバンドでした。偉大なる大物バンドの一つです」

最も後悔していることは何ですか?
「ある日の午後のスタジオで起きた事故により慢性耳鳴りになってしまったこと。フルボリュームのミキシングデスクのヘッドホンでサイレントループをチェックしている時にこの完全なるクソ間抜けエンジニアが間違ったボタンを押してしまい、ドラムのクリックトラックがこの頭の中で銃声のように鳴り響いたわけ。それが原因で、例えどんなに憎んでる奴であろうがこのような苦しみを与えることは考えられないほどの極端な耳鳴りの後遺症となってしまったんですよ。この耳鳴りを消すために、自殺さえ考えたほど。10年前のことです」

これまでの音楽キャリアで最悪の事態は?
「XTCが徐々に解体していった事。僕は元々作曲とギター担当のみのキースリチャードタイプのサイドマンになりたかったんですよ。でも僕らが満足するヴォーカリストが全然見つからなくて、この間抜けな自分がほとんどの曲を歌う羽目になった。僕は音楽をする場合、ソロアーチストではなく常にバンドメンバーの一人として考える人。だから、XTCが少しずつ解体していき、コリンと結構酷い仲たがいし別れた時、僕にはグループがもう無くなった。それが最も悲しく辛い時でした」

人生最大の無駄使いは何ですか?
「インターネットに接続する1週間前にブリタニカ百科事典の全巻を購入した事。その2週間後にネットを使い始めたんですが、1千ポンド程の大金を払ったブリタニカ百科事典に書いてあることがネットにそっくりあった。これ以上の陰謀説はないですよ」

XTCの成功の秘訣は?
「正直、成功とは思えないね。少なくともイギリスでは。非常に辛いことなんですが。82年以降トップオブザポップスから締め出された感じでした。ライブを中止してから僕らは消滅したと思われましたね。一方、アメリカと日本では最大の成功を収めていきましたが」

政治的には右ですか、左ですか?
「当初は、自分自身、知りたくなかったんですよ。ビールさえ買えれば、それほど気にしなかった。ところが、ちょうど政治に関心を持ち出した頃マーガレットサッチャーが登場してきて。それで、女性だからと言う理由で彼女に投票したんです。ウブだったんだな。今ではかなりの左派ですよ。

XTCはプログレだと言われるのはどんな気持ちでしょう?
「おそらくスティーヴン・ウィルソン(XTCのサラウンドサウンド化シリーズを手掛けている)の手によって僕らは聖油で清められたため。あの人はプログレ界における洗者ヨハネだから。おかげで突然、プログレ信者達にXTCアルバム「ビッグエクスプレス」や「ママー」を聞いて: " うわー!XTCって前からずっとプログレだったんだ”とか言われているわけ。自分はそうは思わないけどね。XTCがやったことは、ポップ・ミュージックの幅を極限まで押し広げていっただけ」

人生で最も誇りに思うことは?
「ビートルズ、キンクス、ビーチボーイズ等の僕が若い頃に崇拝したアーチスト達と同じくらいに良い曲を書いていること。みんな、これを読んでお腹を抱えて大笑いするだろうけど。スウィンドンの汚らしい公営住宅団地育ちであるこの僕(とXTCのメンバー達)が、ミュージックヒーロー達と同じくらい良い音楽を書き作ったんです」

墓石に刻む言葉は何でしょう?
「冗談でしょ、碑文なんてゴミ袋には書かないだろ」
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2014年05月18日

トッドとアンディの宿命的対決…まだ続いていた!トッド「XTCは水あたりを起こし帰国したため僕ひとりでミキシングをするはめに」アンディ「違う。トッドがXTCにミキシング立ち入り禁止と宣言した。XTCは自分たちのアルバム作りのプロセスから追放された」

トッドが最新インタビューでアンディのことをぐちゃぐちゃ…。

2014年5月8日

トッド「最もプロデュースしにくかったのはXTC。メンバーは水あたりで体調を崩し本国へ帰国したため、僕がひとりでミキシングをするはめに。僕もアンディもお互い妥協しなかった。彼は今ではスカイラーキングはXTCの最高のアルバムの一つだと言ってるが」

http://download.cnet.com/8301-2007_4-57620800-12/star-apps-todd-rundgren/

You've produced so many amazing artists. Who was the easiest and who was the most difficult?
インタビュア:トッドは非常に多くの素晴らしいアーティストをプロデュースしてきましたよね。今まで最もやりやすかったアーチスト、最もやり難かったアーチストは誰でしょう?

The easiest was The Pursuit of Happiness. We would do these albums in a week flat. They'd come in, and they had the material all down with great arrangements and good songs. There often wasn't a lot for me to tinker with, so those albums were easy. The one I made with Cheap Trick was an easy and fun album to make, because I got along so well with everyone in the band, because we had history.
トッド:一番やりやすかったのは、The Pursuit of Happinessですね。彼らのアルバムは一週間できっちり終わる。スタジオ入りする時には、すでに自分たちで素晴らしいアレンジや良い曲を一杯持ってきてきちんと準備が出来ているんです。多くの場合、僕がいじくり回すところがそんなにないため、アルバム作りが簡単でした。Cheap Trickと一緒にやったアルバムもやりやすかったし、楽しかったですね。もう既知の仲だったので、バンドのみんなと仲良く出来たしね。

The most difficult had to be XTC. That's a well-known experience in terms of me and founding member Andy Partridge -- he didn't want a producer at all, so there was a lot of head-banging to get that finished.
トッド:(略)最もやりにくかったのはXTCでしょうね。僕とバンドの創始者アンディ・パートリッジに関して、良く知られた事ですよ。アンディは、プロデューサーなんて望んでいなかった。だから、アルバムを完成するのに衝突ばかりしていました。

How did the album turn out?
インタビュア:アルバムの出来はどうでした?

We got through the production part and started mixing it. But after I had mixed three songs, the band announced they were going home to England. This had never happened before, because mixing is usually the most horrible part of making an XTC record, 'cause it goes on forever. But after they'd been working on the album for a couple months, they claimed there was something in the water making them sick, so they went back to England and let me finish it by myself. Even before it was finished, Andy went to the press and said it was the worst record they had ever made. He was cutting his legs out from under him. He was just in such a snit about it. So we never actually compromised, and I have never seen him since. But Andy has since relented and said it was one of the best albums they ever made.
トッド:プロダクションが終わって、ミキシング開始となったんです。ところが、3曲をミックスし終わると、彼らはイギリスへ帰ると言うんですよ。そんなこと一度もなかったですよ。だって、ミキシングが通常XTCのレコード作りでは最悪の部分ですからね。永遠に終わらないからですよ。アルバムに取り組み始めて2〜3ヶ月経った頃、水あたりで調子が悪いと言って、イギリスに帰っちゃって、僕一人がやることになってしまった。ミキシングも終わらないうちに、アンディは既にマスコミ記者にスカイラーキングはXTCが作ったアルバムの中でも最悪の一枚だと言いふらしていたんです。自分で自分の足をすくっていたんですよ。彼は非常にイライラしていましたね。だから、彼も僕もお互い妥協しなかった。それ以降、アンディには会っていませんよ。でも、彼はそれ以来折れてこのアルバムはXTCの最高のアルバムの一つであると言っていますがね。

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それに対するアンディの反撃!!

2014年5月14日 

アンディがトッドのコメントに対する反論をAPEフォーラムに投稿。

アンディ「主に僕とトッドの関係が最悪になり、彼にミキシングにはXTCは立ち入り禁止と宣言された。XTCにとって前代未聞のことだった。僕らは自分たちのアルバム作りのプロセスから追放されたのだった」

http://ape.uk.net/forum/index.php?showtopic=1811&pid=32801&st=0&

Those are some interesting comments from Todd,and he is being rather disingenuous I feel. My take on the truth goes like this.
このトッドのコメントは興味深いし、ちょっと不誠実だなあと思う。僕の知っている真実はこれ。

We never went home because of something in the water.When we first arrived in upstate NY,Colin and myself became unwell with drinking the water,which was from a local spring.Dave luckily escaped any infection,probably because of his tea drinking habit?. A course of tablets largely sorted it out before we went over to SF for that portion of the recording.
僕らXTCは水あたりで本国へ帰国したのではない。最初に北部NYに到着した時、コリンと僕は飲み水にあたって体調を崩した。地元の泉の水ですよ。幸運なことに、デイブは感染を免れた。お茶を飲む習慣があるおかげだったのかもね?レコーディングのその部分(ミキシング)を行うためにサンフランシスコに出発する前に薬の治療によってほぼ治った。

Things went so badly,mostly between Todd and myself that he announced near the end of the recording,that he didn't want us to attend the mixing.We were being basically barred from the finishing process of our own album. Something that had never happened to us before. I made a little book and put all of our wishes in concerning what we wanted from the mixing as we were being banished.
レコーディングの雰囲気が最悪になってきて(主に僕とトッドの関係だったのだが)、レコーディングも最後に近づくと、トッドはミキシングにはXTCは参加してほしくないと言いだした。つまり、自分たちのアルバムの完成プロセスに立ち入ることを禁止されたってこと。僕らにとっては、前代未聞のことだった。そこで、XTCは追放されたので、せめて僕らがミキシングに求めるものを小さなノートブックに書き出して渡した。

When we heard the mixes neither XTC nor Virgin liked what we heard,so he was asked to mix it again.Which he did,then announced that if there was anything that anybody didn't like after this,we had to lump it as he wouldn't be doing anymore tweaks. He phoned Dave in the middle of the night to tell him this. Nobody at the time knew of the polarity issue,which made it sound a lot worse than we remembered it.
そして、完成したミックスを聞いたのだが、僕らメンバー全員、ヴァージンも気に入らなかった。トッドにミックスし直してくれと頼んだ。やり直してくれた後、もしこのミックスが気に入らない人がいても自分はもう微調整はやらない。そこらへんは我慢しろ、と真夜中にデイブに電話で言ってきた。その時は、極性に問題があることに気づいた者は皆無だった。極性に問題があったために、僕らが覚えているミックスのサウンドより更に酷いサウンドになった。

I was asked by the press on our return about the experience of recording the album,which wasn't pleasant {largely},so I simply told the truth. If this is "being a snit" then I guess I was a snit.
本国に戻るとすぐにマスコミ記者からスカイラーキングのレコーディングの感想を聞かれた。{大半は}楽しい経験ではなかったので、それを正直に話した。もし、これがトッドのコメントの僕が "苛立っていた"という意味ならば、たぶん、そうだったんだろう。

It is one of the best albums we did,much due I think to the quality of the songs,including Colin's best batch. Todd is a fantastic arranger,an average engineer but has an appalling 'bedside manner' as a producer.We were all feeling the effects and even had bouts of arguing inter band,which we NEVER did. If you want a glimpse into TRs ways,ask all the other artists he's worked about him.The vast majority will have the same stories about the 'ego' and never went back to work with him again.{I think the DOLLS and TUBES were the exception??}
スカイラーキングはXTCのアルバムでも最高傑作の一枚。それは、コリンのベストと言える曲の数々を含む、全体的な楽曲の質の高さによるもの。トッドは、優秀なアレンジャー、そこそこのエンジニア、アーチストの扱い方が最低のプロデューサー。彼の酷い態度はその場にいた全員に悪影響を与え、バンド内部でも口論がたびたび発生した。その様な口論は以前は一度もなかったのに。トッドのやり方をちょっと見てみたいという人は、過去に彼と仕事をした全てのアーチストに聞いてみな。圧倒的多数が僕らと同じようにトッドの“エゴ”について、そして二度と彼とは仕事をしなかったという話が聞けるはずだ。{ニューヨークドールズとチューブスだけは例外だったかな?}

I don't like to be a snit {whatever that is?} but I do think the truth is important.
”苛立っている人”になるのは嫌だけど(どういう意味か知らんが)、真実を語ることは大切。

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トッドに関しては、
Uncut誌の6月号にアンディのインタビューでも…。

http://www.uncut.co.uk/uncut/andy-partridge-recording-xtc-s-skylarking-with-todd-rundgren-was-like-one-bunker-with-two-hitl

“At the time I said it was like one bunker with two Hitlers – we were like rams butting our heads together,” says Partridge.
「あのレコーディングの時は、防空壕で顔を付き合わせる二人のヒットラーという感じだった。激突しあう二匹の雄羊みたいな」パートリッジは語る。

“It was unpleasant but the bastard did a great job. Except he should have done his soldering properly.”
「不快な経験だったが、あの野郎、素晴らしい仕事をした。ただし、"はんだ付け”を正しく行わなかったが」

("はんだ付けを正しくしなかった”と言っている意味:アンディが雇ったエンジニア、ジョンデントがスカイラーキングの極性エラーを発見し、トッドのスタジオの誤配線が原因だと結論付けた。トッドが言うには、ヴァージンがあのアルバムのオリジナル版からDear Godを外したあと、再びMermaid Smiledを取ってDear Godを入れた後、ロンドンで最終マスターをした際のスタジオに問題があると言っている。)g
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2014年03月31日

アンディ・パートリッジの日本語訳字幕付きインタビュー 動画をアップしました〜

アンディ・パートリッジの日本語訳字幕付きインタビュー 動画をアップしました〜





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2013年07月03日

イラストレーターでもあるアンディ・パートリッジが懇切に指導!説明文の翻訳:“ファン達よ!遂に、アンディがXTCの似顔絵の描き方をお教えします!”"AT LAST FANS! ANDY SHOWS YOU HOW TO DRAW XTC"

"AT LAST FANS! ANDY SHOWS YOU HOW TO DRAW XTC"
“ファン達よ!遂に、アンディがXTCの似顔絵の描き方をお教えします!”

how to draw xtc.jpg

Andyの似顔絵:
@まず、卵型を描きます。そして、そこにただメガネを掛けるだけ。ほら、もう既にAndyの似顔絵で一番大変な大部分が終わりました。
A次に、弧を描いて鼻にし、戸惑ったような小さな口を描きます。
B最後に、この顔にビーズのような小さな目と、わずかな髪の毛と、太い首を与えてあげてください。そして、仕上げには顎に"えくぼ”(割れ顎)を付ければ完成!

Colinの似顔絵:
@まず、ブリキの缶を描きます。そして、大量の髪の毛を与えてあげてください。こんなに簡単なものってないでしょう?
A一本につながった眉毛の線を書き、その線の下に二つの目を描きます。小さな鼻と細い首も。
B仕上げは、例の顔の輪郭にくっ付いた深刻そうな口の線です!ワーオ!まるで写真のようだ!
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2013年06月08日

【過去記事】John Peel's Record Collection: 最新アンディ・パートリッジインタビュー動画「ジョン・ピールが"僕の番組に登場したという事は君たちは僕のお墨付きだよ。" と言ってくれなかったら、XTCはレコード会社との契約などありえなかったと思うね」

X is for XTC

BBCの今は亡きDJジョン・ピールさんのお墨付きをもらって世に羽ばたいたXTC


http://thespace.org/items/e000168n

John Peel's Record Collection:

Sheila Ravenscroft (John Peel's wife)

For X, it was a bit of a problem because there was nothing like 100. In fact there was only 37. And of those 37, almost a third were XTC.So XTC it is.
Xは、ちょっと困りました。Xで始まるアーチストのアルバムが100枚にも及ばないので。というか、37枚しかなかったんです。それで、37枚のうち3分の1を占めているのがXTCだったんです。ですので、今回はXTCの番です。


I could name XTC, Xmal Deutschland, X-Ray Spex, X, the California band....Yeah, and a couple other punky ones.
Xで始まるアーチストを挙げると...XTC、Deutschland, X-Ray Spex, カリフォルニアのバンドのX....うん、あと他にニ、三、パンクっぽいバンドがあったと思う。


Let me see, yeah, in 72, I got together with Colin Moulding and Terry Chambers. Colin Moulding on bass. Terry on Drum. And we called ourselves the Helium Kids which I thought was a fast and modern name.
ええと、72年に、コリン・モールディングとテリーチェンバースとバンドを組んだんです。コリン・モールディングがベース。テリーにドラム。バンドの名前はザ・ヘリウムキッズ。スピード感があって"先進的"な名前だと思ったんですよ。

But the music was anything but fast and modern. It was very turgid.
ところが、実際やってる音楽ときたらスピードも先進もあったもんじゃない。非常に時代遅れの仰々しい音楽だった。

We weren't going nowhere at all.
バンドとしてはまったくらちがあかなかったわけです。

And around about 75, in fact, it was 75. I thought "No, we'll need completely changed our image, complete music overhaul, this is not how we are going." We changed our name to XTC which I thought was much more modern.
75年あたりに、というか、75年に"ダメだ、俺たち、イメージも音楽もまるっきり変えよう。こんなんじゃやっていけない。"と思い立ち、名前をXTCに変えたんです。その方がもっと先進的な名前だと思えたんですね。

We're going sing about modern things, we're going to sing about radios and televisions,electric communication, so it's all gonna be very modern.
歌の内容も近代的に、ラジオやら、テレビやら、電気通信やらを歌って、すごい先進的なイメージにしようとしたんです。

We did a demo session at cbs studio in London and I had some cassetts made up of this. Then, somebody said "oh, we should send these to John Peel. So I posted off a cassett and didn't think anything more about it. He turned up to a gig we were doing in London. In fact, I don't think I knew he was in the audience til the end of the gig 'coz somebody said "Oh, you know that's John Peel came to see you." and I thought "Well, I wonder he liked the tape we sent him?" I thought it was a more like a poster actually that we sent him that he liked.
それで、ロンドンのCBSスタジオでデモ・セッションをして、それをカセットに収めたんですよ。そしたら、誰かが"ねえ、このカセット、ジョン・ピールに送ろうぜ。"なんて言うものだから、早速郵便で送ったんです。その後、そんな事は忘れていたのですが、ジョンが僕たちのロンドンでのギグを観に来てくれたんですよ。実のところ、ギグが終わるまでジョンが観客席にいるなんて知らなかったと思いますね。誰かが"あっ、そういえば、ジョン・ピールが観に来てたよ。"と教えてくれたわけ。思ったのは"うーん、送ったテープを気に入ってくれたのかな?"ってこと。本当はカセットより一緒に送ったポスターの方が気に入ってくれたんじゃないかなんて思ったりしました。

But a little while after that, he got in touch with out management, and said, "Would the chaps like to come and do a session for me?" You know record the session. "Wow, we don't even have a record deal." you know. No, we don't have a record label or anything. We barely have petro money.So we went to Maida Valeand did a session. It was incredibly exciting. Because we've never been to a pro studio before then. Take a change of underpants.
でも、しばらく経って、僕らのマネージメントに連絡をして来て、"XTCはこちらに来てセッションをする気はありませんか?"なんて聞いてきたんです。つまり、セッションを録音しないかと。"ええっ!俺たちレコード契約もないのに。" レコードレーベルも何もない。ガソリン代さえほんのわずかしかないんですから。なにしろ、Maida Valeandのスタジオに行ったわけです。それはもう興奮しましたね。だって、それまで一度もプロのスタジオなんてところに足を踏み入れたことがなかったんですから。興奮して漏らすかも知れないから替えの下着も持参して。

We had a peel session. The great man put his stamp of approval on you. Then, record companies were literally fighting each others to sign us.
それでジョン・ピールのセッションを録音しましたよ。あの偉大なるピール氏にお墨付きをもらったというわけ。すると、忽ち、あちこちのレコード会社が僕らと契約したいと目の色を変えて競い合いしだしたんですよ。

When GO2 came out, we gave away a EP of dubs of some of tracks to John. And I remember he played this EP, or a track or two, one evening. Except that it did not sound right to me,
GO2が出た時、ジョンにいくつかのトラックをダブにしたEPをあげたんです。それで、ある晩、このEP全曲、または1,2曲くらいを番組で掛けてくれたんですけど、でも聴いてると、何か変だと思って。

he was playing it on the wrong speed! He played it on 33 thinking it is an album. And loved it, you know!
And I'm sat there thinking "Oh my God, has nobody twigged? This is now going to run for about 7 minutes intead of 3 and a half minutes." And it's REALLY low because it's at the wrong speed. I don't know whether he noticed or not. He seemed to love it. he probably preferred it than the correct speed.
実は、ジョンは間違った回転数で掛けてしまったんです!アルバムだと思ったらしく33回転で掛けちゃった。しかも、すごく気に入ってくれちゃって!(笑) 僕の方は"うわー、誰も気が付かないのかよ?これ3分半じゃなくて7分の曲になっちゃうぞ。" そんでもって、ものすごい低音になっちゃって。回転数が遅いから。ジョンが気が付いてくれたかどうかわかりませんけど、なんだか、えらく気に入った様子でしたね。多分、正しい回転数よりもそっちの方が好みだったんじゃないかな。

We did a session in '79, I think it was where this bright spark here had the idea to, "why don't we actually play the Peel music? And I'll do an impression of John Peel and rattle off a load of silly bands that are supposedly on the show that night. Not only did he like it, he actually opened the show with it.
79年にセッションをしたんですけど、その時だったと思いますが、セッション中にこの頭の切れる自分に面白いアイデアが浮かんだんです。"ピールの番組のテーマ音楽を演奏しちゃうってのはどう?俺がジョン・ピールの声のマネをして番組に登場する予定のいろんなバンドの名前をおかしな名前に変えて早口で紹介するから。" ジョンは気に入ってくれただけでなく、番組の開始でその録音を本当に使ったんですよ。

PARTRIDGE AS PEEL:
Hello, my name is John Peel. On tonight's programme I'll be playing tracks by The Sleuths, The Sloths, The Groan, Exploding Truss, The Blues Bastards,One From The Geckos, Hubert and his Piletones, The Ear, The Nose, The Throat, The Cassowaries From Hell are here, and inevitable Groin, So on to tonight's first guest,and they are XTC, who are here to answer allegations that they're 1979's answer to the Barron Knights.Well, see what you think
ピールに成りすまして話すアンディ:
「ハロー、ジョン・ピールです。今夜、ご紹介するバンドは:"探偵達"、"ナマケモノ達"、"うめき声"、"破裂トラス"、"ブルース野郎ども"、"ヤモリの中から一匹"、"ヒューバートとパイルトーンズ"、"耳、鼻、喉"、"地獄からのヒクイ鳥"で、あと、必然的に"股間"のみなさんです。さて、今夜の最初のゲストはXTC。The Barron Knights(イギリスの60年代のコメディ音楽バンド)の1979年版だという疑惑に答えるため番組にいらしてくれました。さて、どうなるか、お聴きください。」

If John Peel hadn't said, "You're having my stamp of approval by being on my show," I doubt whether we would have had a record deal. Fantastic. An enormous debt of gratitude is owed from XTC to John Peel.
もしも、ジョン・ピールが"僕の番組に登場したという事は君たちは僕のお墨付きだよ。" と言ってくれなかったら、XTCはレコード会社との契約などありえなかったと思うね。素晴らしいです。XTCは、ジョン・ピール氏にはひとかたならぬ恩があり心から感謝しております。
posted by Miko at 12:37| ニューヨーク ☔| 天才アンディ・パートリッジの発言の翻訳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする